リンクスミーティング、前編からの続きです。
早速ですが軍事評論家、岡部いさく氏のインタビューから。
最初に、以前各動画サイトで公開され話題を呼んだムービー「軍事評論家岡部いさく × アーマード・コア最新作」が流れ、会場からは笑いが…w
岡部氏がアーマードコアの兵器について語るあのムービーは「コレ、新情報なの?」と議論を醸しましたから。
一度目は音が出ず再度流すというアクシデントもありました(笑)。
そして岡部氏登場!
会場からは拍手と…笑い!
「思ったより笑いが少ない」と言うコメントに会場さらに爆笑。
もちろん悪い意味ではないんです(笑)。
以下、インタビューの内容をどうぞ。
・岡部氏は初代ACのファンらしく、息子さんが買ってきた初代を深夜寝静まった頃にプレイしたことがきっかけだそう(笑)。
・先のPVを見て、初代の時に思い描いてたACの世界が目の前に現れたと興奮したとの感想。
・件のムービーへの参加はフロム・ソフトウェアから声をかけられたため。ただPVで世界観を伝えるだけではなく、軍事評論家の方にAC世界の兵器を評論してもらうという新たな面からACをプレビューしたかったため。
・使用する機体は四脚。反射神経がないので操作の簡単なものを選んでいる。
せっかくの河森先生デザインであるし、他のロボットにはあまりないタイプだからという理由もある。
サーベルは使えない(笑)。遠くからレーザーキャノンで撃つのが主で、EN消費の多い四脚にレーザーでどうするんだよと自己評価(笑)。
だがそんな無茶でも通って動いてくれるのがACの良いところ。
・アーマードコアは、他のゲームと違い使う機体を自分で作り動かすことができるので、ゲームへの感情移入度が違うというのが魅力とのこと。
・そして放映されるムービー完全版「コロニーニュースヘッドライン」。
AF「スピリット・オブ・マザーウィル」の主砲を現代の戦艦のものと比較し検証している。
おもむろに現れる海上自衛隊の護衛艦の画像には会場全体から笑いが。
また甲板に艦載機を備え、幅広い守りを備えるこのAFに立ち向かうのは困難であるという内容。
・しかしネクストも新装備VOBを備え進化。この鉄壁の守りも打ち破られる日が来るのかもしれないと語る。
・なおムービーでの岡部氏はAC世界の軍事評論家で、実際のご本人とは別人なのだそう(笑)。
・AFに関しては、実際あんなものが歩けるわけはないがACの世界では歩いてしますのがいいという(笑)。
また射程数百kmなんて大砲を撃つくらいならミサイルを撃てよ、という意見に会場は笑い。
でも向こう(ムービー)の岡部さんはそんなことは言わないのです(笑)だとか。
・AFはACなども搭載しているので、懐へ飛び込んでなぎ倒すのも楽しいのでは。
自分がAFと戦うなら「逃げて隠れる」のが「答え」と語る(笑)。
・OPムービーにてロボットを発進させるためだけにカタパルトやシャトルを表現するフロムが好き(笑)。
・ムービー中、投棄される燃料タンクから飛び散る燃料がカメラレンズに付着するという細かい演出に感心。
・ACの価格を表すなら、現代最高額の戦闘機F-22が130億であるからそれと比較して最高性能のホワイト・グリントは140億ほどでは。
レイヴンを始めるとしたら、当然最初は中古の機体で、アキバでパーツを買ったりしてやりくりしたり(笑)。
ゲーム中においても「このコアは高い」や「弾薬費が…」といった悩みがあり金銭感覚などは身近に感じられるのではないか。
・背部兵装のガトリングは弾が沢山出て楽しい(笑)。
現代のバルカンファランクスのようなドラムマガジン付きのリアルなデザインや、カラサワといったSF的デザインが切れ目なく存在するのがACのいいところ。
・今後のヘッドラインニュースでも、向こうの(笑)岡部氏が画像などを入手し兵器を解析していく。
また企業の武器開発者(笑)も変装して(笑)出る。彼らは口が軽いところがあるけれども(笑)。
そんなヘッドラインニュースですが、是非見てやってください、とのこと。
…(笑)が多い通り、終始和やかムードで進みました。
ムービーが公開された当初は攻撃的な意見も多く出ましたが、今回のインタビューを機にそんなマイナスイメージは払拭できるのではないでしょうか。
さて、その後はお待ちかねの試遊です!
皆さん体験台に殺到(笑)。
今回用意されていたのは「ソロプレイ・対スピリット・オブ・マザーウィルミッション」「協力プレイ・対ギガベースミッション」「アセンブリ・機体テスト」の三種。
Diskeは対ギガベース以外を遊んできました。
・対スピリット・オブ・マザーウィル(Xbox360)
使用機体はローゼンタール新標準機固定で、やり易いようキーアサインをしたのち出撃です。
ブリーフィングによれば当AFは砲台を破壊するとダメージが内部に伝播するという欠陥を持つそうなので、当面の目標は砲台の破壊になります。
なお武装は以下の通り。
右手:実弾リニア(?)、格納:ショットガン
左手:盾型レーザーブレード
左背:チェーンガン
EN管理:カツカツ;
・オペレータ:囁くような口調で、AF接近時「よし、なんとか懐に潜り込んだな」被撃墜時「お前に期待した私が馬鹿だったよ」「(悲しそうに)馬鹿野郎が…!」と、まるで師匠のような口ぶり。
周りからは「コワい;」との意見が出ていました(笑)。
・VOB:鍋島プロデューサーが仰ったとおり、遥か彼方から飛んでくるAFの攻撃をかわして突き進む、と言う内容。
ブーストで上昇、クイックブーストによる左右回避・加減速が可能。
方向は固定で旋回、切り返しなどはできません。
PVとは打って変わって非常に滑らかですが、少々スピード感の演出に欠けるかもしれません。ただ背景が流れていく感じで…。
ぜひ空気感やエフェクトの追加を。
・AF:VOBから密着までは巨大な砲弾とミサイルをばかすか撃ち込んできます。少しでも気を抜くとあっという間にAPを持っていかれます。
また近接時には極めて速射性の高いバルカン砲や機銃、艦載ノーマルなどで反撃。接近したからといって油断はできません。
なお主砲はリニア約5発+チェーンガン60~90発程もしくはレーザーブレード二振りで破壊できました。
その後他の砲台を破壊しようとしたところで蜂の巣にされましたが。
・オブジェクト破壊:AFの砲撃はともかくライフルやチェーンガンでは一部ずつしか破壊できません。
やはり一気に吹き飛ばすならグレネードでしょうか(笑)。
・リニア(?)ライフル:AC4のレールガンの発射音とともにやや弾速の控えめな小口径実弾が飛んでいきます。ENを少量消費。
装弾数約100発で、レールガンをマイルドにした印象。
・盾型レーザーブレード:AC4のロングレンジブレードの3/4程のレンジで、威力はそこそこ。癖のない平均的な能力のよう。
・格納ショットガン:同時発射数は10発ほどと少なめで収束率が高い。
LRまでのショットガンに近い性能。格納できるということはこれ自体が小型なのか、格納の幅が広がったのか…。
・背部チェーンガン:AC4のガトリングを大人しくした雰囲気。
弾はバラけにくく、装弾数は300~400ほど。
瞬間火力は決して高くはないが総じて扱いやすい印象を受けました。
展開ギミックがカッコいいです。
・アセンブリ・機体テスト(PS3)
読み取れたパーツのレビューを。
ACfAにて新登場のパーツのみの登場だったので、愛用の機体が作れず単純な変化を感じられなかったのが少し残念。
肩武器
・PVなどで見て取れたトゲトゲ肩武器(エクステンション)は追加側方ブースタ。エフェクトも赤みのあるQBになり、常に2段QB並みに吹っ飛びます。
・「とにかく装弾数の多い連動ミサイル」も確認。
腕部兵装
・「射程距離を長くとったマシンガン」使ってみました。装弾数は300~400と少なくリロードはAC4の一般的なマシンガン並み。
扱いやすいですが総火力に不安が。
また「居合いの理論を取り入れたブレード。刀身の発生時間が短い」といったパーツも確認。
ブースタ
・「~の流れを汲む」といった後継パーツが多い。
ひとまずメインに低消費の空中機動戦用、サイドにも同様の低消費型を装備。
通常ブーストでの無限飛行は普通にこなせ、QB出力は全体的に1.5倍近い印象。今回は戦闘速度がさらに加速すると思われます。
・背部兵装
「コジマミサイル」なるものを確認。詳細は不明です…。
・アサルトアーマー
使用するとOBと同程度のチャージの後「ドバン!!」と周囲を吹き飛ばします。範囲はAC4対シェリングミッションの海上施設の天井面積くらいでしょうか。
使用後はPAが消失し、一定時間経過後に回復が始まります。
全体的な印象としては挙動にちょっとクセがついたように感じます。
処理落ちしててのか、PS3の連続使用で本体が加熱していただけか、はたまた仕様か…。
やはり大量のオブジェクトが一度に表示されると画面はカクカクに。
製品版では改善されているといいのですが。
また本体験会でAFを撃破できたプレイヤーはいませんでした。
個人的にはあの機体では…という感じなのですが;
愛機を使って挑む日を楽しみにしましょう!
体験会終了間際、360サイコーッ!BLOGのジャム爺氏とお話してきました。
今回のイベントレビューは後日行うとの事で、ムービーが掲載されるかという問いには笑顔が帰ってくるのみでした(笑)。
ブログでも紹介されていましたが刈り込みで入れたXboxマーク、なかなかお洒落ですw
終始笑顔で応えてくれ、とてもいい人でした!
イベント最後にはストーリーダイジェストムービーが公開。
「私は何のために戦っているのか…」
「リンクス戦争の英雄の力を見せてもらおうか」
「空が…自立兵器で埋まっているぞ」
「クローズ・プランを開始しよう」
といった台詞の数々や、
背景に溶け込む(光学迷彩?)ステイシス:オッツダルヴァ
展開したOB状態から舞い降りるホワイト・グリント
発射されるエーレンベルク…
などなど気になる情報満載でした!
…と、そんな感じでリンクスミーティングは終了。
順番待ちの間にも他のACファンの方と楽しくお話したりと交流も深められ、とても楽しいイベントになりました。
帰り際にポスターももらい、大満足です♪
今回のACfAは半端じゃなく内容の詰まったゲームになる気がします。
発売が楽しみで仕方ないのですが…とりあえずAC4で予習をするとしましょうか(笑)。
本日参加された皆様、そしてフロム・ソフトウェアスタッフの方々、お疲れさまでした!